(眠いよ〜〜。早く授業終わらないかな〜〜〜。)



キーンコーンカーンコーー・・・ン


(ん〜・・・?やっと終わった。はぁあ、眠〜〜。)





私は。ただいま睡魔と激闘中なの。
だけどちょっと負けそう・・・もう・・・駄目だ〜〜・・・





「ちょっと!!」

「えっ?えっ?う・・・うわぁ!!」

いきなりの声で、驚くと同時には椅子から落ちた。

「も〜〜!!何やってるの!!?新学期になったばかりだっていうのに!!」

この人は私の親友の
性格はしっかり者で私とは正反対。
いつも助けてもらっている、とても頼りになる人。

「だってこの頃宿題たくさん出るじゃん〜〜。あんまり寝てないんだもん〜〜」

「それで?それでもまだ宿題は終わってないわけね?」

「当たり〜〜・・・」








この当たり前の学校生活が明日・・・ 
                            激変する。








次の日になった。
はいつものように教室のドアを開け、いつものように席に着いた。
すると、担任でない先生が入ってきて

「朝会がいきなりはいった!おまえら体育館にすぐ行け!!」

と生徒達に告げた。
生徒達は言われるがままに体育館へ向かった。
移動している最中、ほとんどの生徒が
なんでだろう?っと口々に話していた。

体育館に全校生徒が集まり、並び終えると先生は暗い口調で話し始めた。

「2−Aの担任の先生は、先日交通事故でお亡くなりになりました。」

いきなりの報告に、体育館中がザワついた。
のクラスだ。

「静かに聞きなさい。原因は相手の運転手が飲酒運転をしていたからです。
とても悲しいことではありますが、2−Aには新しい担任の先生が入ることになりました。」

その言葉で、興味を持つ生徒と泣き出す生徒に分かれた。

「新任のギラ先生です。」

皆の目の先には、そのギラという男性がいた。
そして、ギラという男は”教科は数学”と言った後
すぐ先生達の列に戻っていった。

「なにあれー」

「感じ悪くなーい?」

という声が生徒達から聞こえてきた。
すると先生がまた話し始めた。

「静かに。2−Aには転校生も入ります。キルア・ゾルディック君です」

女子は先輩後輩関係なくキルアを見てキャーキャー叫び始めた。
好みのタイプなのだろう。

「・・・キルア・ゾルディックです。よろしく・・・」

キルアがそういうと大拍手がおこった。
ギラとは大違いだ。

「ではこれで朝会を終わります。クラスに戻って授業を始めてください」

と先生が言って朝会が終了し、皆教室へ戻った。



                       教室・・・・


「皆・・・席着いて」

ギラがそういうと、皆はだるそうに席に着いた。

「自己紹介しておきます。ギラです。
じゃ・・・次キルア君こっち来て。」

ギラの名前だけの自己紹介に生徒達は
”あれが自己紹介かよ。””あんなのが担任なワケぇ?”
と愚痴をこぼしていた。
は前の先生のことを思い出して少し涙目だった。

「え・・・っと、キルアです。よろしく・・・」

キルアはそういいながらお辞儀をした。
女子はキルアに釘付けだった。
それとはまったく関係がないが、ギラはキルアのことが気に入らなかった。

「じゃ席戻って」

ギラは冷たくいい話しキルアを戻らせようとした。・・・が

「キルア君の特技教えてぇ!!」

が大声で叫んだ。
ギラがその言葉に舌打ちをした。

「特技・・・?そうだな。特技って程じゃないけど毒がきかない事かな?」

クラス中が一瞬で盛り上がった。

「きゃははははは!!キルア君すご〜〜い!!」

「今度毒入りジュースのんでみてぇ!!」

「馬鹿っ!!何言ってんだよ!!」

生徒達は大爆笑だ。
最後の”ああ。飲んでやるよ”というキルアの言葉にさらにクラスが盛り上がった。
そこにギラが口を挟んだ。

「うるさい!!みんな仲良くするように!!以上!」





                       ・・・・・・・・・・・・・



「ねぇねぇ!!っ!!キルア君っていい感じじゃない??」

「うん、そうだねぇ。面白い人だし〜〜」

「もぅ〜!は本当に駄目なんだから!!
私狙っちゃおうかな〜〜!!」

「頑張れぇ〜〜!!」


がいつもよりハイテンション。
はにこにこと微笑を返した。

「えへへ・・・!!って・・あーーっ!!一時間目数学!!?
あいつの授業じゃない!!あぁもぅ!最悪!!」

「あはは。駄目だよ、そんなこと言っちゃ・・・。
せっかく入ってきてくれたんだから・・・・」

「・・・は優しすぎよね〜〜!!
感心しちゃうよ!!じゃ、授業頑張ろうね!寝ちゃ駄目よっ!!」

「あはは・・・・。頑張りまぁす・・・!!」



授業が始まった。



ギラの静かな授業にはまたうつらうつらし始めた。

(ん〜〜〜〜〜〜・・・・・・・眠・・・)

「じゃあこれ誰かに解いてもらうよ」

ギラはそういうとクラスを見渡した。
そしてその目がの前でピタリと止まった。

さん。この問題を解きなさい。」

「ふぇ??」

は自分の名前を呼ばれて目が覚めた。
目の先には、黒板の問題を指差しているギラの姿があった。

(ど・・・どうしよう・・・。聞いてなかった・・・。
あの問題を解けってことだよね・・・)

は不安そうに黒板へ行った。
問題を解いている最中、はあることに気づいた。
ギラがの体をじろじろと見ているのだ。もそれに気づいたようだ。
は、気のせいだろうと思いながら問題を解き終えた。

「よし。正解」

ギラのその言葉にはホッとした。


キーンコーンカーンコーー・・・ン



「それじゃあ今日はここまで」

ギラはそういうと教室から出て行った。
するとの方へ駆け寄ってきて話しだした。

「ちょっと!!が問題解いてる時にギラのやつ、じろじろ
あんたのこと見てたよ!!気をつけたほうがいいって!!」

「・・・やっぱり見てたの?気のせいかなって思ったんだけど・・・
ギラ先生どうしたんだろう?私の体になにかついてたのかなぁ??」

「馬鹿かあんたは!!全体見るほど、体になにがくっつくっていうのっっ!!」

「えへへ・・・・。そういわれると・・・」

「ねぇ」

「えっ?」

の話の中にいきなり転校生のキルアが入ってきた。

「きゃーーー!!キルア君!!」

がとても嬉しそうにはしゃぐ。
キルアはの名札を見て

・・・っていうんだ。助言しといてやるよ。
ギラは危険だ。近づかないほうがいい。」

キルアが静かな顔で言う。

「あっ!やっぱりそう思う!!?私もそれ言ってたところなの!!」

が得意げに言う。
キルアはの方を見て

「あんたも危険がないとはいわない。気をつけておいた方がいいよ」

キルアの言葉に、は顔が真っ赤になった。

「キ・・・キルア君・・・!!私のことも心配してくれてるの?嬉し〜〜い☆
もぅ私死んでもいいかもぉぉ〜〜!!」

「じゃあ・・・それだけだから・・・」

キルアはすっと行ってしまった。
はずっとキルアを見送っていた。
やっとの方を見たかと思うと、次はキルアについて話し始めた。

「や〜〜〜っ!!キルア君私の事心配してくれたわよぉぉ〜〜〜!!
すっごい幸せ〜〜〜!!」

「・・・何が危険なんだろう・・・?
・・・あっ・・・休み時間終わっちゃうよっ!!移動教室だから、行こっ!!」

「・・・雰囲気ぶち壊し〜〜。はなんとも思わないわけ〜〜?」


二人はそんな会話をしながら移動教室へ向かった。



                 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



   




                           放課後






「じゃっ!!また明日ね!!!!」

「うんっ!!ばいばい!!ッ!」

二人は家が逆方向のためいつも学校で別れる。
は人通りの少ない場所を通らなければならない、
いつも少し不安を抱きながら帰る。
は怖がりなのだ。

「・・・・はぁ。何か今日疲れちゃったよ。早く家で休みた・・・・」

は言葉を失った。
ただでさえ少ない電灯が全て壊され、柱には「」と隙間なく
書かれていた。

「きゃっ・・・・・・・!!」

はその場で腰をぬかしてしまった。

「だ・・・誰がこんなこと・・・・・」

「僕だよ・・・」

はその言葉のするほうを恐る恐る見てみた。
そこには、これでもかというほど「」と書いてある服を着た
ギラの姿があった。

「僕だよ・・・やったの僕だよ・・・・ふふふふふ・・・」

ギラが不気味な顔で笑う。正気の目ではない。

「せ・・・先生・・・?」

は声を震わせながら後ずさりしようとした。

「”ちゃん”・・・やったの僕だよ。僕なんだよぉぉ〜〜」

ギラがどんどん迫ってきた。











                     「キャァァァァァァァァァァァ!!!!!」













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さって・・・・。
一作目終了ォ・・・。
自分で作ってて思ったんですけど、
本当にあったら怖いと思いません!!?
柱&服に自分の名前ぎっしり・・・・・・。
人通りほぼなし・・・。ついでに真っ暗・・・。一人ですよ??
怖っ・・・・・・・・・・・。












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