二人は、その場でしばらく立っていた。 (このままでいたいっつーのは無理な話だよな・・・。) そうが思っていると、いきなり悟天に肩をつかまれて 顔を近づけられた。 「なっ・・・・なっ!なっ!!お・・・っい!!」 が焦る。 「やっぱりっっ!!君女の子じゃん!!思ったとおりぃ!!」 ピクッ・・・ 「なんで男みたいな話し方してるの?折角かわいいのに・・・」 悟天がの頭をなでながら言う。 「・・・・・・・・・・っるせぇ・・・・・・・」 「えっ?何か言った?」 「うるせぇって言ったんだよ!!てめぇにはまったく関係のねぇことだろうがぁぁ!!」 が鎖を構える。 悟天は驚きもしない。 「俺は・・・・・・・男だっっっ・・・・!!」 が鎖を悟天の方に振り上げると、悟天は静かな顔で 鎖を楽に受け止める。 「男の力はまだまだこんなもんじゃないよ?」 そういうと、悟天は鎖をぐいっと自分のほうに引き寄せる。 「・・・・・・・・わっ!!」 の体が浮く。それを悟天は受け止めた。 「・・・・・・・・・・・!!」 「男の力、なめちゃだめだよっ♪」 「・・・・・・ちっ。」 は悔しそうに顔を背ける。 「ねぇ、俺なんかひどい事言った?」 「・・・・・・・・・」 悟天は優しすぎる。こんな私を 気遣ってくれる・・・。 は涙が出てきた。悟天には女としての 自分を見せたい・・・・・。だけど、 私は男でしか生きられない存在なんだ・・・・。 「わぁぁ!?ど、どうしたの!?もしかして 鎖引っ張ったとき痛かった!?ごめんごめんごめん〜〜〜!!」 が泣いているのを見て、悟天が焦る。 はクスッと笑って、 「なんともねーよ。さっきはひどい事言って・・・”ごめんね”」 が謝ったのは今日が初めてだった。 これでいいんだ・・・。これから・・・・私は変わっていく!!!! は心に誓った。 「・・・・・・・・・・・・・ぉわぁぁ!?」 いきなり悟天から抱きしめられた。 「笑った顔、可愛い〜〜〜〜!!あははははっ!!」 ふいうちをくらったは脳が爆発したように赤くなった。 「ちょ・・・・・・!ちょっ・・・・ちょ・・・・・!!」 「ちょうちょ?」 「調子にのるなてめぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 バキッ!!!!!!! 「痛ってーーーーーーーーー!!なにすんのさっ!!」 「それは私の台詞だボケェェェェ!!・・・・・・あっ」 「・・・・・・やぁぁっと私って言ってくれた〜〜!!」 は体から水蒸気がでるほど赤くなった。だけどにこっと笑っていた。 「う・・・うるさい!!・・・あ。血・・・ついちまった。ごめんな・・・。・・・・・!!」 「・・・・・・・・・・・・・・・!?」 時間は夜の7:00になった。 「・・・・・・・悟天。」 「えっ?何?」 「逃げろ」 周りからいろいろな奴らが出てきた。皆殺人を普通にやらかしている奴らばかりだ。 「おぉ〜〜。いかにもやばそうな雰囲気?」 悟天がにこにこしながら言う。 「いいから逃げろ!こいつらの狙いはおそらく、わ・・・俺だ!」 「狙われてるの?」 「いろんな奴殺してきたからな・・・こいつらはきっとその仲間だ」 「ふ〜〜〜ん」 「逃げろっつったろ!!死ぬぞ!」 「”俺は俺のやりたいことをする”」 「・・・・・!!」 が学校で言った言葉だ。 どうなってもしらねぇぞと言いながらはにやっと笑って悟天と 背合わせした。 「・・・・・頼んだぜっ!!」 「了解♪」 ヒュン・・・・ 戦いはあっという間に終わった。 「こいつらを倒すのは楽勝なのに、なんで悟天は倒せないんだろうなぁ〜」 「へっへ〜〜!!それにしてもここ物騒だねぇ。家まで送っていくよ」 「んっ?いいよ。一人で帰れる。じゃなっ。」 そういうと、は歩き出してしまった。 「ねぇっ!!」 「・・・?」 「君の名前なんていうの〜?知っておきたいんだ!!」 明るく言う悟天にはフッと微笑みを返した。 「だ。覚えておけ。・・・・・また、会えるといいな!」 「会えるよ〜〜!!じゃあねっ!っっ!!」 悟天がそういった瞬間、は心臓が飛び出しそうになった。 顔はすでに真っ赤っ赤・・・・・。 この感じが・・・・・ずっと続けばいいんだけどな。 は道を幸せそうな顔で歩いていた。 それも長くは続かない・・・。 は「油断していた」。 バァンッ いきなり後ろから腹を撃たれた。さっきの仲間の生き残りだ。 は地面に倒れた。 「へっ。ざまぁみやがれ!なさけねぇ姿だな?おいっ!!」 ケラケラ笑いながら男はの傷口を足でグリグリする。 「ち・・・・・・っくしょぉおぉぉぉぉぉ・・・・・」 「このままほっとけば死ぬだろうし、殺さないでおいてやるよ。 もっとも、俺以外の奴が殺しに来るかもしれねぇけどな」 男はそういい残して行ってしまった。 は気を失った・・・・・・。その時ふっと悟天の顔が浮かび上がってきた。 【だ。覚えておけ。・・・・・また、会えるといいな!】 【会えるよ〜〜!!じゃあねっ!っっ!!】 悟天・・・・・・・・・・・ -------------------------------------------------------------------------------- うわっ。全然戦闘じゃない!! っつーか、血が出ない!!あぁぁあ!! もっと殺し(!?)入れなくちゃぁぁ!! 次は殺し専門でいってみよかな。(怪しい発言) 死ぬときの効果音も入れなくちゃ・・・。 えっと・・・あとはここをこうして・・・。 まっ・・・!お楽しみに!? |
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